来たれ！農家の新人たち 2024年度新農業者スタートダッシュ研修

2024年6月5日(水)開講～7月25日(木)修了

お申し込み期限：2024年5月7日(火)17:00まで

研修お申し込み

自らが選んだ業界を深く理解し、自分の進むべき道を見つける。多くの企業では、新人社員向けの研修を実施しています。農業界においては、こうした新農業者向けの研修プログラムはありませんでした。これからは、人材育成に投資をする時代です。
AFJ日本農業経営大学校は、ファームサイドの佐川氏と組み、新たに「農業版新人研修プログラム」を開発し、提供していきます。対象は、就農直後から若手農業者まで。
リアルで交流する良さとオンライン教育による学びやすさを両立し、さらに、これからの歩みのヒントを得るための視察体験も選べます。
自らの農業人生を考え、切り拓くための、充実の2か月プログラムです。

主な対象者	若手農業者(①農家子弟 ②将来的に経営・マネジメントへの関与を目指す法人従業員 ③独立就農を目指す農業者)
定員	30名　※ 定員となり次第締め切り
受講料	合宿(2泊3日)・オンライン講義(計6回) 79,000円(税込) 視察研修(※オプション／3泊4日) 66,000円(税込) どちらも食費・宿泊費込み！

受講者の声

「農業を続けていくエネルギーをもらった」

これまで全国の仲間と一同に会する機会はありませんでした。この研修に参加し、特に自分と同じ若い世代の意見を聞けて、「こんなに熱い世代もいるんだ」という熱量を感じ、今後農業を続けていくエネルギーをもらいました。この研修で学んだことに加え、自分の農場の特色や地域の良さをうまく活用して成長し続け、地元のスターと言われる農家になりたいと思います。
【株式会社ファーム中島（長崎県）・中島勇太さん（26歳）】
「成功できる業界だとイメージが変わった」

農業は「きつい」「稼げない」というイメージがありましたが、この研修を通して、やり方・考え方次第で成功できる業界だとイメージが変わりました。将来、主人が生産をして、自身は営業やバックオフィス業務を担当するという形を漠然と考えていましたが、より具体的になりました。地域で愛され、子どもや次世代の人が継ぎたいと思ってもらえるような農園を作っていきたいです。
【株式会社和郷（千葉県）・堂脇なつきさん（33歳）】
「視野が格段に広がり、やるべきことが明確に」

全国の若手農業者と知り合い、農業経営に必要な知識を学ぶことで将来のビジョンを明確にしたいと考え受講しました。議論を通して自分の考えを深めることができ、座学と現地視察の両輪で得た学びは今後の農業経営に活かせる実践的な内容でした。ビジョン達成のプロセスも定めたので、受講後に何をすべきかが明確に。ともに学んだ仲間とは今でも連絡を取り合い、刺激をもらっています。
【有限会社大塚ファーム（北海道）・大塚悠生さん（21歳）】

研修の特長

対面とオンラインのハイブリッド方式

リアルでの2泊3日の合宿、3泊4日の視察研修とオンラインでの計6回の講義を組み合わせたプログラムです。リアル・オンラインそれぞれの良さを活かした学びとなっています。
理論と農業現場の両面を熟知した講師

メイン講師はファームサイドの佐川氏。自身も農業法人に参画し業務改善を実施した経験から、農業現場の実情を押さえた講義内容となっています。
全国の成長意欲の高い参加者とのネットワーク

本プログラムには、全国からこれから農業界で活躍したいという成長意欲の高い参加者が集まります。そうした志の高い農業者とのネットワークを築くことができます。
第一線で活躍する農業経営者から学べる

農業界で活躍する先輩から有識者講演として直接話を聞ける機会を設けています。また、オプションの視察研修では、先進的な取り組みを行う農業経営者や流通関連の企業を訪問します。

研修プログラム

開講式・合宿(2泊3日)

6月5日(水)～6月7日(金)

東京・品川の校舎で、2泊3日の合宿を行います。社会人としての心構えと基本スキルを習得し、ともに学ぶ仲間たちとの交流を深めます。

オンライン講義[平日夜間] (週1回90分・計6回)

6月13日(木)～7月25日(木)

6回のオンライン講義(平日夜間に実施)を通じ、目指す到達点を明らかにしていきます。グループワーキング等の交流を通じて、仲間たちと学びと絆を深めます。
決意表明・修了式

7月25日(木)

研修の最終回には、自身が描く将来ビジョンの実現に向けた決意表明を行います。
視察研修(3泊4日／オプション)

7月30日(火)～8月2日(金)

(株)和郷、(有)横田農場、大田市場などを訪問し(予定)、自らが描く農業をカタチにするヒントを得るための視察を行います。 ※受講料は別途

研修の様子(YouTube)

2023年に行われた第1回新農業者スタートダッシュ研修の様子をご覧ください。

※2023年の情報のため、研修内容等が一部変更となっている可能性があります

講師紹介

農業に必要な基礎の基礎… 実は知りたかった！
を詰め込みました。
全国の仲間と一緒に学びましょう！

佐川友彦さがわともひこ

ファームサイド株式会社代表取締役。
東京大学農学部卒。
阿部梨園で経営改善を主導し、そのノウハウを「阿部梨園の知恵袋」として公開。
現在は講演等で全国を周り、経営改善運動を展開。
著書『東大卒、農家の右腕になる。』（ダイヤモンド社）。

研修内容

合宿

今後の成長に向けた意欲に火を灯します。ともに歩んでいく仲間をつくり、社会人の心構えと基本スキルを習得します。

	テーマ	内容	講師	日程
1日目	プログラム開講挨拶	次世代を担う新農業者がどのような役割を期待されているのか、理解することで、取組意欲を高めます	AFJ日本農業経営大学校校長合瀬宏毅農林水産省審議官(兼経営局) 勝野美江	6月5日(水) 13:00～
	受講者相互紹介/交流会	ともに歩んでいく仲間との関係づくりを行います	ファームサイド(株) 佐川友彦
	農業界の歩き方	農業界の現場や農業経営の概観を理解するとともに、オンライン講義における学びのガイダンスを行います	ファームサイド(株) 佐川友彦
2日目	有議者講演	様々な業界の第一線で活躍されている方から、今後の成長やビジネスの可能性を学びます	(有)たけもと農場竹本彰吾	6月6日(木) 終日
	知っておきたい農業界のポイント	10年、20年後にようやく気づく、農業経営の勘所を早期に学び取り、今後の成長を加速します	ファームサイド(株) 佐川友彦
	社会人の心構え/ビジネスマナー	学生と社会人の違いを理解し、基本的なビジネスマナーを身につけます	日本人事労務研究所
3日目	農業人生を考える	5年、10年、20年後の自社(自家)および自身の将来像を目標設定し、必要なスキル、アクションを具体化します	ファームサイド(株) 佐川友彦	6月7日(金) ～12:30
3日目	学びの振り返り/行動計画の策定	研修内容を振り返り、学びの定着を図るほか、学んだことを活かしていきます	ファームサイド(株) 佐川友彦	6月7日(金) ～12:30

オンライン講義

農業の将来や様々な経営モデルを学び、自身が目指す到達点を明らかにします。

	テーマ	内容	講師	日程
第1回	様々な農業経営モデル	様々な農業経営モデルに触れ、パターン学習的に農業経営の理解度を深め、将来の可能性を広げます	ファームサイド(株) 佐川友彦	6月13日(木) 19:00～
第2回	農業の働き方(技術編)	プロとして現場業務や栽培技術をマスターしていくために必要な心構えやコツ、目標管理等を学びます		6月20日(木) 19:00～
第3回	農業の働き方（組織編）	組織内で円滑に役割を果たすためのチームワークやリーダーシップ、マネジメントを学びます		6月27日(木) 19:00～
第4回	農業の働き方（業務スキル編）	個人としての生産性向上やチーム・会社全体に好影響を与えていくために、日々の業務・判断を合理化する手法を学びます		7月4日(木) 19:00～
第5回	これからの農業界/将来の農業経営を考える	農業界の大局的なトレンドや今後の方向性について知り、これらを踏まえた中長期プランを具体化します		7月11日(木) 19:00～
第6回	決意表明・修了式	自身の描く農業をカタチにしていく決意を表明し、学びを加速するためのマインドセットを形成します		7月25日(木) 19:00～

視察研修（オプション）

受講任意　受講料 66,000円(税込)

合宿(2泊3日)・オンライン講義(計6回) 79,000円(税込)とは別料金となりますので、ご注意ください
視察の集合・解散場所までの往復交通費は自己負担となります

新農業者スタートダッシュ研修と合わせて受講できるオプション研修をご用意いたします。
自らが描く農業をカタチにするためのヒントが詰まった3泊4日の視察研修です。
先進的な経営体や若手農業経営者、食農関連企業・団体を訪問して視野を広げるとともに、自社(自家)の課題を捉える力を養います。

			担当講師・視察先等	概要	日程
1日目	午後	集合	AFJ日本農業経営大学校(品川)	オリエンテーション、視察先の事前研究等	7月30日(火)
1日目	午後	有識者講演	イオンアグリ創造(株) 代表取締役社長　福永庸明	イオングループの生産法人社長。地域の課題に取り組み、企業の農業参入を成功に導く	7月30日(火)
2日目	午前	視察①	(株)アグリスリー代表取締役　實川勝之	千葉県山武市の若手農業経営者(梨・水稲他)。地域や農業の魅力発信に挑戦	7月31日(水)
2日目	午後	視察②	(株)和郷代表取締役　木内博一	全国をフィールドに多角化・業容拡大を続ける農業界のトップランナー	7月31日(水)
3日目	午前	視察③	(株)れんこん三兄弟代表取締役　宮本貴夫	茨城県稲敷市にて蓮根を手掛ける。都内等、約100店舗との直接取引	8月1日(木)
3日目	午後	視察④	(有)横田農場代表取締役　横田修一	茨城県龍ケ崎市にて水稲を手掛ける。スマート農業を取り入れ、耕作面積は160ha	8月1日(木)
4日目	午前	視察⑤	大田市場((株)大治　代表取締役社長　本多諭)	日本一の青果・花き流通量を誇る消費地市場で既存の枠を超え様々な取り組みを行う青果物仲卸業者	8月2日(金)
4日目	午前	視察の振り返り	AFJ日本農業経営大学校(品川)	3泊4日の視察研修の振り返りを行い自身の農業経営にどのように活かしていくかを発表します	8月2日(金)

視察先等は、現時点における予定です。諸事情により急遽変更となる可能性があります。

合宿会場

AFJ日本農業経営大学校校舎

東京都港区港南2-10-13　農林中央金庫品川研修センター5階

新幹線をご利用の方

JR「品川駅」から徒歩15分

飛行機をご利用の方

東京モノレール「天王洲アイル駅」から徒歩15分